「大阪アジアン映画祭」4日目 | ケセラセラ通信日記

「大阪アジアン映画祭」4日目

11日(月)、朝から夕方までシネ・ヌーヴォで仕事して、久しぶりにゆっくり食事を取り、シネ・リーブル梅田へ移動。
今日は、『ワイルドツアー』のQ&A司会をした。ゲストは三宅唱(みやけ しょう)監督。昨年、『きみの鳥はうたえる』で注目を集めた「時の人」だ。
映画は、山口情報芸術センターが主催するワークショップに参加した中・高生や、その進行役を務めた大学生を描いている。同ワークショップは、山口市内の植物や微生物を採取し、そのDNAを調べて「山口のDNA図鑑」を作り、山口の環境を理解しようとするもの。なぜDNAを調べるのかと思っていたが、普通の図鑑を見ただけでは区別のつかない植物があっても、DNAを調べれば一発で分かるから、という三宅監督のお答えで疑問は解消した。


映画のポスターにもなっている3人(中学3年生男子ふたりと、19歳の女子大学生)が主役。これはドキュメンタリーなのか、と思うほど演技が自然でリアル。しかも、3人とも演技経験はないのだという。まるで奇蹟のような映画だ。

 

反省ばかりの私のQ&A司会だが、今日は割とうまくいったと思う。

 

『ワイルドツアー』は、14日(木)16:00〜、シネ・リーブル梅田3で再上映される。また、3月30日から渋谷・ユーロスペースほかで全国順次ロードショー。関西では、5月4日からシネ・ヌーヴォと京都・出町座で、神戸・元町映画館は初夏の公開予定となっている。

 

Q&Aの司会が終わると、今日も気がゆるみ、次に観た『先に愛した人』では、またしても寝てしまった。自分の観賞予定を見直さなければなるまい。