「大阪アジアン映画祭」始まる | ケセラセラ通信日記

「大阪アジアン映画祭」始まる

今日(8日)から「第14回 大阪アジアン映画祭」(以下、OAFF)が始まった。

午後4時から、シネ・リーブル梅田で『ピア〜まちをつなぐもの〜』の世界初上映。在宅医療・介護などの理想型を分かりやすく描いた日本の劇映画。破綻もなく、見事にまとまっている。ピア(peer)は、仲間という意味。同作品は、11日(月)午後9時からもシネ・リーブル梅田で上映される。上映時間は99分。

 

上映後は、監督の綾部真弥さんをお招きして、観客とのQ&Aタイム。この司会・進行役が、今回の私の初仕事となった。

持ち時間は20分だが、最初は「場をあたためる」ために、私からいくつか監督に質問。だが、事前準備のしすぎか、本編への感想を述べたり出演者についてお訊きしているうちに、気がついたら15分が経過していた。あわてて客席に「何かご質問は?」と投げてみたが、手は挙がらず。引き続き私が質問を続けるハメになり、終了間際に、ようやく客席から質問が出た。結局、お客様からの質問を受けられたのは、このひとつだけ。「私がしゃべりすぎたな」と反省。難しいものである。

 

とりあえずは本日のお役目を終えたので、オープニング・セレモニーが行なわれる「阪急うめだホール」へ徒歩で移動。しかし、シネ・リーブル梅田の近くでサーカス公演が開かれているらしく、長い旧地下道あたりの道が人々々で大渋滞。おかげで、OAFFの実行委員会委員長・上倉庸敬(かみくら つねゆき)先生の「開会のご挨拶」を聞き逃してしまった。

セレモニーのあとは、オープニング作品『嵐電』(監督:鈴木卓爾)の世界初上映。予備知識なく観たが、3組の男女の恋愛を描きつつ、京都の磁場(?)が生み出すファンタジーも組み込まれ、まるで夢を見ているような映画体験だった。

 

さて、これから明日(もう「今日」だけど)のQ&A司会の準備だ。映画祭は楽しいけれど、期間中は苛酷な日々でもある。